HAKASE-SUN 2nd Do Re ME Rockers

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earth,wind & fire・・・and mo’muzik!.
ハカセ・サンが贈る常夏のメランコリック・オルガン集。

元フィッシュマンズ、現在はリトルテンポのKEDACO POSSEとして活躍中の日本屈指のレゲエ・キーボーディスト、HAKASE。レゲエ・オルガン・インスト界をひたすら独走、ほぼ唯一無二の存在へと大化けしてしまった彼が世に問う、ゆるやかなメロウネス。バッファロー・ドーターの大野由美子がヴォーカルに参加(M5)、これまた必聴なのです♪

All songs written by HAKASE
except M-9 by E.Y.HARBURG & HAROLD ARLEN

Do Re Me ROCKERS♪ played, arranged & produced by HAKASE
supported by・・・ 
Shin-ichiro Akihiro (Dreamlets) : Guitars
Yumiko Ohno (Buffalo Daughter) : Vocal on M5, Voices on M1 &M10
Minami Nozaki : Voices on M9

Basic tracks recorded & mixed by HAKASE @ Hak's home (Tokyo, Japan)
Guitar tracks recorded & mixed by HAKASE @ Ikuko Herbs (Chiba, Japan)
Finally mixed & co-ordinated by Kazuyuki Matsumura a.k.a. ZAK @ ST-ROBO (Tokyo, Japan)
Disc Mastered by Kevin Metcalfe @ The Soundmasters (London, UK)

UK co-odination by Makiko "Shining Eyes" Nakamura (Jammers productions Ltd.)

Art direction by Seiji "Bigbird"
Photo by Minami Nozaki


HAKASE-SunによるDo Re Me Rockers セルフライナーノーツ
『ドレミ・ロッカーズ』 に寄せて

この夏、皆さんにまたアルバムをお届けすることが出来ました。
嬉しい限りです。夏寄り、そして海寄りのイメージで創った作品です。
イージーにお聴きいただけるレゲエアルバムを目指しました。
気持ちよく聴き流せること、
ここがイージーリスニング物の醍醐味といえるでしょう・・。
寝っ転がって、楽しんでもらえれば、言うことはありません。

今回のアルバム・タイトル、『ドレミ・ロッカーズ』とは何ぞや??
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
・・・あくまで語感です。
あえて申し上げるとすれば、『ドレミ』(または『ドリーミー』)な感じで、『ロッカーズ』な感じ、ですねっ。

音、音像は実体を持たない無形文化財かなと。
ことばで意味付けすることで、自分の音楽を左脳の音楽に至らしめてしまうのは、忍びないです。イメージを与えられる以上に、自由に拡げられることこそが、音楽、あらゆるアート、また感性の悦びなのかなー、なんて思っている今日この頃です。『かわいいっ!』と思っていただければ、バッチリです(笑)。

レゲエ・キーボーディストを標榜する上でどうしても ジャッキー・ミットゥの音楽や
プレイヤビリティーといったものが、お手本になりました。
有名な『 Macka Fat 』(coxsone)の懐の深さ、奥ゆかしさ、そして、実にノスタルジックな楽想も・・!わたくしの中の宝となっています。
また、当盤は再発盤はモノラル・ミックスになっておりますが、オリジナルジャマイカ・プレスはオケに対してオルガンのメイン・メロがやや右に寄ってるんですね。真ん中にいない、、、ここがひとつ重要なポイントになっています。

今回のアルバムも前回同様、おおもとの部分は自宅の部屋で、独力で仕上げました。自宅感というのも、おおきなポイントなんです。いうなれば『宅録レゲエ』です。ハカセの音楽がハカセの自宅でいい感じに聴ける、という、それこそがわたくしにとってのリアリティーです。
そしてこの感じを分かち合える人たちがいるのなら、これほど嬉しい事はありません。

(作り手がひとりに限定されることで、イメージも限定されてしまうのでは?という見方もあろうことでしょうが、限定されることが逆に、作り手の純度の高いものが生まれてくる、大きなメリットだともいえるのではないでしょうか)

今作の目指したスタイルは、1970年代 レゲエが一番埃っぽいにおいを発していた時代の
ルーツ・レゲエ・スタイリーです。レゲエ風、アブストラクト・レゲエ、またダブワイズでもなく、
ルーツ・レゲエの骨太感を、ハカセはこよなく愛しています。やってる本人に骨太感がないところも、大きなポイントです(笑)。ルーツ・レゲエの田舎くささや、飾り気のなさ、リム・ショットの発するウッディな質感、最高ですよね。

今回の音つくりにあたっては、『音の真芯』をとらえるという点に照準をおきました。
かなり微妙な、オーディオ的な部分にもはじめて立ち入り、グっと前に来る音感を追求したわけです。
楽器に関しても今回はヴィンテージのキーボードを惜しみなく使いました。
メインになっているオルガン・サウンドは、イタリア FARFISA社の'70年代初期のモデルです。
こういった古い鍵盤は図体ばっかりデカくて、それでいて『うちはこの音しかでませんっ!』みたいなノリでして。すぐ壊れるし。とはいえ、その『これだけ』の音があまりある存在感なのですね。

そして自分自身もまた、斯様な存在感のアーティスト、プレイヤーを目指しています。

サウンドの最終的なコーディネーションは ZAK、Kevin Metcalfeといった名うての人たちにお任せしました。ロンドンでマスタリングを担当したKevin氏についてはご存知ない方もいらっしゃるでしょう。
'70年代よりTown House Studioに所属、レゲエはもとより大物アーティストともばんばん仕事している方で、リトルテンポやこだまさんの近作のマスタリングは、彼の手がけたものです。ヒップ・ホップ界でいえばトム・コイン的なスタンスにいる超一流どころですよね。そんな訳ですから仕上がりが悪くなろうはずがありません。まったくのお任せ状態で、ハカセの狙っていた音のポテンシャルを見事に、
あばき出してくれました・・・。たいへん 『訴求力』のあるサウンドに仕上がったな、と思ってます。ハートにくる、音です。

バッファロー・ドーターの大野ちゃんに歌っていただいたヴォーカル・チューンも、ベスト・フィーリングでした。今作は彼女のヴォイスが、大きなアクセントになっています。

HAKASE−Sunの活動に関しましてひとつ、自信を持って申し上げられること、それは、このようなニュアンスでレゲエをやっているアーティストは日本は勿論の事、世界的にもいないだろうということです。もしいたら是非、お教えください。友達になりたいです(笑)。

また今作は『わかるべき方』にはきっとわかっていただける作品だと信じています、いうなれば自信作、です。

アルバムを通した空気感はハカセの日常の生活(人生、ではなく)を切り取った、ささやかなものです。
この感じを分かち合える人がひとりでも多くいらっしゃれば、アーティストとしてこれほど嬉しいことはありません。

Nowgomix Records ともども、どうぞよろしくお願い致します。

ハカセ
(2002年夏)

Do Re Me Rockers ♪

2ndソロ 2002.7.31リリース
NGCA-1010 ¥2,300

収録曲
01. Peek-A-Boo
02. Earth, Wind & Fire
03. Giovanni
04. Lizard, A True Star
05. Baby Bamboo Bwoy
06. HOLOQA Song (Spa Man's Chant)
07. Cool Out Sun
08. Do Re Me Crashers
09. Over The Rainbow
10. Xanana Musik